一冊目に最適の「物理」数学演習書!
「物理は好きだけど、数学は必要な分だけ勉強したい…」
「数学的に厳密に書かれ過ぎていない演習書が欲しい…」
物理数学の勉強をしているとき、このように感じたことはありませんか?
その悩みを解決してくれる最高の参考書を紹介します。
この本は「物理」を学ぶのに必要な数学を習得するのに最適な問題集になっています!
この本の特徴
① とりあえず数学が「使える」ようになる ② 章の構成がとても良い ③ ある程度の流れをもって構成されている
一つずつ説明していきます。
とりあえず数学が「使える」ようになる
数学というのは、科学(物理)現象を説明する言語だと私は考えます。日本語と同じです。
日本語だってある程度の文法の間違いがあったとしても、伝えたい内容は伝わります。
つまり、数学の厳密なルールを理解するよりも先に使いこなせるようになることがとても重要です。
本書ではたくさんの演習問題を通して、数学が使えるようになることを目指します!
数学的な証明も載っていますが、読み飛ばしても大丈夫な構成になっています。
どうしても気になったら読めばいいと思います。
章の構成がとてもうまく作られている
本書の章立ては次のようになっています。
1. 準備(微積分、線形代数) 2. 微分方程式 3, ベクトル解析 4. 複素関数論 5. フーリエ・ラプラス解析 6. デルタ・ガンマ・ベータ関数
この構成で特にいいなと思うのは、
①微積分、線形代数が軽めに書かれている
②デルタ・ガンマ・ベータ関数
の二点です。
微積分、線形代数の内容を必要最低限に絞ることで、
物理で最重要な微分方程式の内容に素早く移ることが出来ます!
また物理をやるうえで頻繁に出てくるデルタ・ガンマ・ベータ関数の内容が
載っているのはとても役に立ちます!
ある程度の流れをもって構成されている
前提知識は、なるべく前のページですでに習っている状態にする。
ということを実現しているのが、この本の最大の強みだと思います。
例えば先ほどの章立てを見ると、
1. 準備(微積分、線形代数) 2. 微分方程式 3, ベクトル解析 4. 複素関数論 5. フーリエ・ラプラス解析 6. デルタ・ガンマ・ベータ関数
微積分 → ベクトル解析 → 複素関数論
右側の内容を理解するためには、左側のすべての内容が必要になるのですが、
この本では見事にその順番になっており、学習がスムーズになると思います!
まとめ
以上の理由から、「演習しよう物理数学」は物理専攻の人には
とてもおすすめの演習書になっています!
数学はたくさん演習することで身につく学問です。
ぜひこの本で数学を習得し、物理の理解をさらに深められるようにしましょう!
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